マストドン(mastodon) が選択肢のひとつになります。
2についてはユーザー側の意識の問題です。
現状のSNSは、情報の氾濫やフィルターバブル、承認欲求の過剰な追求が、個人や社会にさまざまな影響を及ぼしています。そのような問題は仕組みでの解決ではなく、人々の考え方のアップデートが必要です。
複雑な世の中を正しく伝えようとすると、説明が長くて難解になったり、でも割り切れず明快な結論がなかったり、断言できることがとても小さくなったりします。
しかし人々は正しい情報を求めているわけではありません。自分の信じる結論の根拠となる情報を見つけて安寧を得たいだけです。キャッチーなほど需要は増えるので、発信側はそれに応えるように、結論を単純にしたり、人々の求める部分を誇張したりすることで、情報の強度が失われていきます。つまりデマは受け手の問題です。
SNSには強度のない情報が拡散されていますが、そこでは情報の中身よりも表面的な共感や一体感が目的となっています。
SNSは"何か"への入口を広げますが、入口で留まるだけならば害悪です。以上のことを分かり合う人々の接点としての場がほしいです。
「@(ユーザー名)@(インスタンス名)」
という形式になるマストドンの世界はすでに十分に広いので、その中に個人がぽつんと入っても、全体に埋もれてしまいがちです。生物が細胞を増やして成長する際に細胞膜が欠かせないように、有機的に秩序を保ちながら広がっていくためには、適切なサイズの膜が必要です。膜の内側では理念の共有がなされており、膜ごとにそれぞれの理念ができたら理想的です。
そのように機能する膜を作るために集約botを考えました。この集約botが理念の共有の役割を果たし、様々な理念の集約botが増えていくことを期待しています。
インスタンスによってはユーザーを新規で受け付けていなかったり、紹介制だったりします。下記は現在新規で登録可能です。
PCからマストドンを利用する場合はブラウザでよいと思います。Androidから利用する場合もPWAでの利用(ブラウザで開いて、メニューからホーム画面に追加)で快適です。通知などもPWAで動作するらしいです。(私は通知をオフにしているので実際は分かりません)
matrixはプロトコル、elementがアプリの名前です。非中央集権的なLineみたいなもの。
マストドンの情報保護はどうしてもインスタンスの管理者に委ねてしまう部分があります。(※それ以外のほとんどのサービスは企業に委ねているわけですが)
matrixプロトコルでは送信者と受信者の間で完全に暗号化して通信できるので、サーバー管理者さえ中身を見えないようにできます。センシティブな情報のやりとりはこのようなツールで行うことが好ましいです。
元々はファイル共有システムから始まったプロジェクトですが、次々と機能が追加され、Line的なもの、グループウェア、オフィスなど、いろいろ入っています。利用する場合は自分でサーバーを立てる必要があります(PHPとMySQLが動作するレンタルサーバーでSSHが利用できるものならたぶん大丈夫です)。